認定心理士

日本カウンセリング学会が認定する資格、「認定心理士」。30年以上の認定実績があり難易度もかなり高めですが、その反面ニーズはそこまで、といった印象。そんな認定心理士についてまとめてみました。
認定心理士とは
日本学術会議協力学術研究団体である日本カウンセリング学会が認定する資格です。昭和61年から認定が始まり、30年以上の実績がある資格です。
合格率は平均70~80%と取得しやすい資格ですが、試験を受けるためには大学にて指定のカリキュラムを「210時間以上」学ぶか、すでにカウンセラーとして数年の実績が必要なため、社会人をしながら目指す資格としては非常にハードルが高くなっています。
資格取得後にはスクールカウンセラーとして働ける場合もあり、ほかの民間資格に比べて就職に有利な面もあります。
しかし、これから大学で心理学を学ぶなら、認定カウンセラーよりも臨床心理士の資格を狙う方が将来性がありオススメです。
基本情報
- 難易度
- ★★★★☆
- 合格率
- 70%前後
- 取得までの平均学習期間
- 4年以上
- 受験資格
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- 大学学部などで認定カウンセラー養成カリキュラムを210時間以上学習している
- 日本カウンセリング学会に2年以上在籍している
- 受験料
- 20,000円
- ※資格認定料:30,000円
- 試験内容
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- <筆記>
- 認定カウンセラー養成カリキュラムより60問ほど
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- カウンセリングの理論と実際
- 来談者中心カウンセリング
- 認知・行動カウンセリング
- 精神分析的カウンセリング
etc...
- <面接>
- 20分程度の面接で下記2点について行う
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- 認定カウンセラーにふさわしいか
- 事前に受けたスーパービジョンの資料についての質疑応答
- 試験日
- 筆記受験:毎年10月ごろ
- 推薦受験:隔年10月ごろ